日本人と桜

今日の「新説!所JAPAN」は、桜の話でした。日本人が桜好きになったきっかけとして、磯田道史さんの説が紹介され、感動しました。

日本人は、もともと、梅を愛でていて、御所にも、梅が植えられていて、菅原道真が、失脚して大宰府に配流されるときに、有名な、

「東風吹かば、においおこせよ梅の花、あるじなしとて春な忘れそ」という歌を詠みました。

春の東風が吹いたら、梅よ、ご主人さまがいなくても、忘れずに咲いてくれという歌です。

960年に皇居が火事で焼けたときに、梅ではなく桜を植えて、右近の橘、左近の桜と呼ばれるようになったのは、この歌のことを忘れるためではないかという説なのです。

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